D-WDM装置が勢ぞろいした今年のShowNet
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【N+I 99 Tokyoレポート】

D-WDM装置が勢ぞろいした今年のShowNet

■URL
http://interop.zdnet.co.jp/ (NetWorld+Interop 99 Tokyo)

NOC
NOC正面にはD-WDM装置がずらり
 N+Iでは、各社ブース間をつなぐネットワーク「ShowNet」が会場内に張りめぐらされている。デモンストレーションを兼ね、最新のネットワーク技術が投入されるShowNetだが、今年の目玉は「D-WDM(Dense Wavelength Division Multiplexing:波長分割多重)技術だ。

 D-WDMは、異なった波長の光を用いることで、1本の光ファイバーをあたかも複数のファイバーがあるかのように利用する技術。1波あたり2.4Gbitの帯域が確保でき、技術的には1本のファイバーで数十波、すなわち数百Gbitの通信が行なえるという。

 ShowNetでは、このD-WDMを用いてNOC(Network Operation Center)と展示フロア間を相互接続。動画配信などを行なうことで、その高帯域を実感できるようになっている。

 また、幕張メッセの正面入口付近に設置されたNOCのブースには、Lucent Technologies、NEC、富士通、米Ciena CommunicationsなどのD-WDM装置のラックがずらりと並べられており、ウインドウ越しに見られるようになっている。これだけ多くの種類のD-WDM装置が一堂に集められ、しかも実際に運用されているのは、ここだけではないかとしている。

('99/6/3)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp