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【通信事業】

KDD、高速道や下水管を使い独自の専用線網構築

■URL
http://www.kdd.co.jp/press99/99-033.html

 KDDは、大容量光のファイバーケーブルでKDDと顧客との間を直接接続するネットワーク「KDDメトロリング」を構築すると発表した。

 これは、NTTに依存せず、KDDが独自の回線網を構築するもの。まずは、2003年をめどに、特に大容量通信の需要が高い大手町および丸の内地区で「KDDメトロリング」を構築し、専用回線サービスや、映像伝送サービス、電話サービスなどを一括して提供する。KDD局を起点・終点とした総延長6kmのリング状のネットワークで、リングは大手町・丸の内周辺の高速道路を利用。リングから顧客へのネットワークは、下水道管を利用する。高速道路や下水道管路を利用することで、新たに道路を掘削するよりも低コストで迅速に敷設できるメリットがある。

 また、リング構成を採用しているため、1カ所に障害が起こっても逆回りで接続して自動復旧できる「セルフヒーリング機能」も備えている。

 KDDでは、今後大容量通信を必要とする他の地域への導入も検討中とのことだ。

('99/6/11)

[Reported by junko@impress.co.jp/ ymasa@wizvax.net]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp