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【調査結果】

企業の通信サービス利用はモバイルが牽引~野村総研調査

■URL
http://www.nri.co.jp/nri/news/990614.html

 野村総合研究所は、企業における通信サービスの利用に関するアンケート調査の結果をまとめた。

 '98年1月以降に利用を開始した通信サービスについては、「フレーム・リレー・サービス」(30.7%)、「エコノミー専用線サービス」(27.6%)、「通信事業者系のインターネット接続サービス」(22.7%)の3つが利用率で20%を超えた。新規に利用するネットワークサービスでは、品質よりもコストを重視したサービスの利用が進んでいるとしている。

 3年後を想定した通信サービスの利用状況をたずねる設問では、「携帯端末による電子メール」を何らかの形で利用しているとした企業が最も多かった。「自社内で標準的に利用されている」が18.3%、「自社内の一部で利用されている」が46.7%、「自社内でテスト的に利用されている」が15.2%で、合わせるとは80.2%に達した。ただし、標準的利用が最も多かったのは「エコノミー専用線」の35.2%で、3項目合計では76.9%となっている。一方、「携帯端末によるデータ通信」は標準的利用は9.9%と少ないが、3項目合計では73.9%と高い数値になった。モバイル系の通信機器が新たな通信サービスを牽引していくとしている。

 調査は、今年3月に2,960社を対象に行なわれ、475社からの有効回答を得た。調査ではこのほか、通信会社の選定にあたり重視することや、通信会社の利用に対する考え方などがまとめられている。

('99/6/15)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp