■URL
http://www.brightlight.com/gartner/
米Gartnet Groupは、インターネットユーザーはSPAMに対して怒っており、それがプロバイダーを乗り換える理由にもなっているとする調査結果「ISPs and Spam」を報告した。フィルタリングソフト会社のBright Light Technologies社の依頼によるもので、インターネット上で13,100の回答を集めた。
報告によると、SPAMメールを受けた経験は、プロバイダーに入会して2か月以内で64%。本数を見ると、週に2ケタ以上のSPAMを受ける人は3~4年で40%、4年以上で50%以上になる。SPAMへの印象は、ある程度好意的な人が3%、どちらでもない人が14%、嫌っている人が83%という。嫌う理由としては「時間をとられる」が42%、「プライバシーの侵害」が32%となっている。
SPAMに対しては44%の人が苦情を送っているという。その送り先を見ると、送信先が64%、続いて自分のプロバイダーが53%となっている。一方、半数以上の人がプロバイダーを乗り換えた経験を持ち、その理由として、アクセスの問題が34%、料金が17%、ビジーが8%の次に、SPAMが7%で続いている。報告では、この7%が1年では約698万ドルに上ると計算し、SPAM対策が「勝ち組」としての差別化につながると述べている。
('99/6/15)
[Reported by masaka@impress.co.jp / taiga@scientist.com]