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【新サービス】

Excite@Homeがボイスメール、ボイスチャットサービスを開始

■URL
http://voicemail.excite.com/ (ボイスメール)
http://voicechat.excite.com/ (ボイスチャット)
http://www.home.net/News/pr_990621_01.html (ボイスメール発表)
http://www.home.net/News/pr_990621_02.html (ボイスチャット発表)
http://www.generalmagic.com/news/news_prrel990621_2.html (General Magic社出資発表)

 大手ポータルのExcite@Homeは21日、無料のボイスメール(留守番電話)とFAX受け取りサービスを開始、さらに音声でチャットできるボイスチャットサービスを開始したことを発表した。この音声サービスの開始に伴い、Excite@HomeはGeneral Magic社に対して600万ドルの出資を行なったことも発表している。

 ボイスメールサービスでは一人一人に米国内のフリーダイアル番号と内線番号が割り当てられる。メッセージを残したい人がそこに電話またはFAXして、音声ガイダンスの指示に従って話すと、音声なら自動的に音声ファイルとして保存される。このシステムにはGeneral Magic社のmagicTalkシステムが使われており、自然な会話言葉でコンピュータに指示を出すことができる。メッセージを受け取る時は、既存のWebメールにログインし、そこに表示されている音声ファイルやFAXファイルをクリックすればよい。保存できるメッセージの容量は1月当たり60の音声メッセージと10のFAXメッセージくらい、となっているが、こまめに消していけば問題はないだろう。

 このサービスを利用すれば、旅行者は世界中のどこにいても留守番電話のメッセージやFAXを受け取れる。残念ながら留守番電話のフリーダイアル番号は米国内に限り有効なため、日本から利用することは出来ないが、Net2Phoneなどのインターネット電話からは無料で利用できるので、用途によっては使えるかもしれない。

 また同時にサービス開始が発表されたボイスチャットだが、このサービスはLipstream社の技術を使っている。ユーザーが登録すると、自動的にプラグインのダウンロードが始まる。必要な機器はインターネット接続環境とマイク、スピーカーで、サービスそのものは無料だ。このサービスの特徴は音声チャットには珍しく、10人までなら同時に会話ができることで、実際に会話している雰囲気を楽しめる。世代別に会議室がすでに用意されているが、自前で会議室を設定することも可能で、世界中に別れている家族、友人などがオンラインパーティーを楽しむ、などといった用途にも利用できる。

 最近は様々な媒体のメッセージを一元的に受け取る「Unified Messaging」サービスに注目が集まっているが、大手のポータルであるExcite@Homeが無料サービスを始めることで、一つの流行になるかもしれない。

('99/6/22)

[Reported by taiga@scientist.com / Hiroyuki Et-OH]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp