■URL
http://www.iaj.or.jp/iaj/iajnews/news/iwb99.html
http://www.impress.co.jp/release/19990622.html
http://www.ips.co.jp/
日本のインターネットの現状を最新のデータとともに解説する「インターネット白書'99」が、日本インターネット協会、アクセス メディア インターナショナル株式会社、株式会社インプレスによってまとめられた。6月28日に価格4,800円で発売。
白書によると、国内のインターネット利用者は1,508万4,600人。'99年末には1,845万人に達するとの見通しを明かにした。
調査は、'99年2月に一般世帯を対象に個別の電話や郵送、オンラインアンケートにより実施した。インターネット利用者数は、その中の「インターネット普及率調査」により算出したもので、有効回答数は18,995世帯。そのうちのインターネット利用世帯数3,852世帯について、家庭でのパソコン所有、非所有や、自宅か勤務先かなどの利用/契約形態で分類し、さらに、世帯内の利用人数を調査した。それらのデータを元に、「住民基本台帳人口要覧(平成10年末)」による全国の世帯数約46,157,000から算出した結果、世帯普及率は12.89%、利用者数は1,508万4,600人と推計した。昨年の同調査結果1,009万7,300人に比べ49.9%増となっている。また、白書では、今後の成長は安定化傾向に入り、'99年6月末には1,666万人、'99年末には1,845万人に達すると予測している。
利用実態調査結果によると、自宅からの利用者数の伸び率が前年度105.6%から151.5%と大幅に伸長している。一方、勤務先/学校からの利用者数の伸び率は、68.7%から15.6%へと鈍化しており、家庭からのインターネット利用者数が、勤務先/学校からの利用者を上回る結果となった。
なお、白書には、プロバイダー接続マップのほか、主要データをHTML形式とPDF形式で収録したCD-ROMも付属する。なお、付録CD-ROMには、本誌'98年4月から'99年3月までの全記事も収録されている。
('99/6/22)
[Reported by okiyama@impress.co.jp]