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http://www.ntt.co.jp/news/news99/9907/990701.html
NTTは1日、NTTグループがISDNの定額通信の試験サービスを導入することを発表した。第3四半期以降、準備が整いしだい開始する。対象地域は東京と大阪の一部地域で、動向を見て拡大を検討する。
このサービスでは、指定したプロバイダーとのISDNでの接続を月10,000円の定額とし、専用線的に使えるようにする。通常の電話などは別料金となる。なお、発表では、プロバイダーのアクセスポイントまでのIP接続を提供する「地域IP網」の構想も打ち出されているが、NTTでは今回提供するサービスはあくまでも通常のISDN接続と同様のものになると語っている。
月10,000円という金額については、郵政省の懇談会が月額5,000~6,000円を想定していたのに対し、NTTが「コスト割れになる」として10,000円程度を回答していた(本誌6月30日号参照)。INSテレホーダイやINSタイムプラスを使っていた個人ユーザーにとってはメリットが少なそうだが、OCNエコノミーなどと比べると割安となり、常時接続に近い位置づけのサービスといえそうだ。
同時に、学校でのインターネット接続についてISDN接続を100時間まで8,500円の定額にする割引サービス(準備が整いしだい提供予定)、一般ユーザー向けに市内ISDN通信を一定時間まで定額にするサービス(準備が整いしだい提供予定)、ADSLを利用した定額料金サービス(年内目処に提供予定)も発表された。
('99/7/1)
[Reported by masaka@impress.co.jp]