■URL
http://www2.zonaresearch.com/info/press/99-jun30.htm
オンラインショッピングのユーザーの3人に1人は、ダウンロードにかかる時間が長過ぎるためショッピングを諦めているとする調査結果が発表された。インターネット関連調査の米Zona Research社が30日公表したレポート「The Need for Speed」で明らかになった。
同調査によると、オンラインショッピングのユーザーが我慢できるダウンロード時間は最長8秒。我慢できずにショッピングを諦めてしまったことによる経済損失は年間43億5,000万ドルに上る。特に14.4kbsのモデムを使用しているユーザーは、8秒でダウンロードすることは不可能なため、電子取引市場に月額7,300万ドルの損失をもたらしているとしている。さらに、読み込みの不具合による経済損失も月当り5,800万ドルに上ることも分かった。
同社によると、米国のオンラインショッピングの利用者は現在4,410万人で、向こう1年間で3,750万人の増加が見込まれている。しかし、「オンラインショッピングのダウンロード時間がこれ以上ユーザーに不満を与え続けると、ネット取引は敬遠されていくであろう」と同社では警告している。
('99/7/5)
[Reported by kokubu@impress.co.jp / taiga@scientist.com]