■URL
http://www.ntt-east.co.jp/aboutus/news/release/9907/990705a.html (発表資料)
http://www.ntt-west.co.jp/news/9907/990705a.html (発表資料)
http://aterm.cplaza.ne.jp/info/1999/info0706.htm (Aterm対応予定)
NTT東日本とNTT西日本は、1つのISDN回線で2つの電話番号を利用できるサービス「i・ナンバー」を12日より開始する。複数の電話機やファックスなどを別番号で使い分けることができるようになる。「INSネット64」または「INSネット64・ライト」の利用者が対象で、月額料金は300円、工事費が2,000円となっている。
NTTでは従来も、複数の電話番号が利用できる「ダイヤルイン」というサービスを提供してきたが、番号1個につき900円の月額料金が発生。2つの番号を利用する場合、通常は1,800円必要だった(グローバル着信選択機能のあるターミナルアダプターを利用する場合は900円)。i・ナンバーでは、機能を限定することで低料金のサービスを提供する。ダイヤルインが最大1,000個まで電話番号を利用できるのに対し、i・ナンバーは2個までとなっている。単独回線限定のため代表扱いでの利用ができない、グループセキュリティが利用できないなど、他サービスとの組み合わせにも制限がある。NTTでは、家庭やSOHOでの利用者をターゲットにしている。
なお、i・ナンバーでは、ターミナルアダプターのポートを指定する特有の信号が使われるため、これに対応したターミナルアダプターが必要となる。ただし、ファームウェアの書き換えで対応できるとしており、NTTでは、同社のターミナルアダプター製品について、12日以降にWeb上で対応したファームウェアを公開する。また、Atermシリーズを発売するNECでも、i・ナンバーに対応することをアナウンスしている。
('99/7/6)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp / ymasa@wizvax.net]