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■URL
http://www.ddipocket.co.jp/
DDIポケット電話グループのPHSによるメールサービス「PメールDX」で、2日から6日にかけて大量のメールが遅延するトラブルが発生した。遅延は最長で半日から1日に及び、一時は配達されずに滞留したメールが8万通に達した。トラブルは解消されつつあり、7日夕方の時点で滞留メールは数千通にまで下がっている。
トラブルの引き金となったのは、上流プロバイダーであるDIONの障害。PメールDXでは、インターネットとの間でメールを送受信する際にDIONを経由しているが、2日の午後2時18分、DIONに障害が発生し機能が一時停止。PメールDXとのやり取りが行なえなくなった。DIONの障害は午後4時45分に解消したが、この約2時間半の間に溜まったメールが復旧後にPメールDXのサーバーに殺到。処理能力を超えるメールに対応できず、今回の遅延トラブルが発生した。メール不着に気付いたユーザーが、再送信したこともトラブルに拍車をかけた。
DDI東京ポケット電話によると、PメールDXのサーバーはメールを逐次処理するように設計されているため、大量のメールが溜まってしまうと対応できないという。これまでも、添付ファイルのあるメールが大量に送られた場合など、部分的にメールの遅延が起こっていた。こういった状況に対応するため、すでに同社ではPメールDXサーバーの増強を計画していたという。今月中旬にも実施する予定だったが、今回のトラブルにより急きょ増設を行なうことになった。増強後は、メールの処理能力が2倍に、特にインターネットからのメールについては4倍になるとしている。
('99/7/7)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp / midorin@midorin.com]