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【ドメイン】

gTLDドメイン登録事業に新たに15組織が参入

■URL
http://www.icann.org/icann-pr06july99.htm

 国際的なトップレベルドメイン(gTLD)の登録管理事業者(レジストラ)を認定する非営利組織ICANNは6日、日本の計算機科学研究所や米PSINetなどの15組織がICANNの基準に合格したと発表した。これらの組織は、現在実施されているドメイン名共有管理システムの運用試験が終了した後、「.com」「.net」「.org」といったgTLDの競合レジストラとして認可されることになる。

 先月に競合登録サービスが導入されるまで、gTLDの登録サービスは、1992年の米Network Solutions(NSI)と米政府との間の協定により、NSIが独占して行なってきた。しかし、米政府はドメイン登録事業に競争原理を導入するため、昨秋設立されたICANNにドメイン名管理の管轄を移管。ICANNは今年4月26日からNSIと共同でドメイン名共有管理システムの運用試験を開始、AOLやCORE、France Telecomなど5組織が参加している。これらの5組織に加え、日本のインターQや米AT&Tなど、37組織がICANNの基準に合格、7月16日に運用試験が終了した後にはレジストラとして認可され、ドメイン登録事業に参入する予定だ。

 これらの組織に新たに15組織が加わり、合わせて58組織がドメイン登録事業を手がけることになる。これら組織の競争により、NSI独占時と比べて、ドメイン名の登録、管理費が大幅に下がると期待されている。

('99/7/7)

[Reported by Hiroyuki Et-OH]


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