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【調査結果 / 音楽配信】

音楽のオンライン販売技術はMP3に勝てない~Jupiter Communicationsレポート

■URL
http://www.jupitercommunications.com/jupiter/press/releases/1999/0706.html

 米調査会社Jupiter Communicationsは6日、音楽データのオンライン販売はしばらくは消費者にとって主流とはならないとする調査報告をまとめた。2003年までは、著作権の保護された音楽データをオンラインで購入するのは、オンラインで買い物をする消費者のわずか3%のみであるという。

 同社のWeb技術戦略担当のLucas Graves氏は「音楽業界はMP3現象を受け入れ始めたばかりで、今から最大限に努力しても追いつかない」とコメント。セキュリティ技術ばかりを重視する企業は敗北するだろう、と警告した。

 Jupiterの調査によると、2000年までの段階では、主要なレコード会社や機器メーカー、ソフトウェア会社がオープンではない新データ形式に対応していくにもかかわらず、MP3がデジタル音楽の主流を維持していくという。また、2001年末には、著名なアーチストの曲が提供されたり、記録可能なCDなどの普及で高品質な音楽データの提供が始まったりするが、それでもMP3が広く利用され続けると予測している。

 Graves氏は、企業がセキュリティにこだわり現在の標準を受け入れなければ失敗すると警告。レコード会社に対しては、著作権の保護された形式を採用する場合も、プロモーション用にMP3を利用するようアドバイスしている。

('99/7/7)

[Reported by Hiroyuki Et-OH]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp