■URL
http://www.w3.org/1999/07/HTTP-PressRelease
W3Cは7日、HTTP/1.1がIETFのドラフトスタンダードとして認められたことを発表した。HTTP/1.1は現在使用されているHTTP/1.0の次世代版のプロトコル。IETFのドラフトスタンダードとして認められたということはHTTP/1.1のほとんどすべての問題点が指摘され、現実的な実装が可能であることを表しており、最終仕様に極めて近い状態になったということだ。
HTTP/1.0は世界中で広く使われているものの、幾つかの問題点を抱えており、それが新しいバージョンでは改善される。HTTP/1.1では現在のインターネットの整合性、安定性を損なわずにエンドユーザーパフォーマンスが上がる仕組みになっている。また、HTTPサーバーにアクセスするときにユーザーのパスワードなどを平文で送らないようにするセキュリティー機構も盛り込まれている。
W3CではHTTP/1.1を実装したクライアントの「libwww」サンプルコード、HTTPサーバー「Jigsaw」などを公開している。
('99/7/8)
[Reported by taiga@scientist.com]