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【サービス】

DDIポケット、PHSの64kbpsに対応した「(エッジ)」を開始

http://www.ddipocket.co.jp/news/h110712.html(DDIポケットリリース)
http://www.sanyo.co.jp/koho/hypertext4/9907news-j/0712-1.html(三洋電機リリース)
http://www.sii.co.jp/release/mc6550.html(セイコーインスツルメンツリリース)

PHS-J80
 DDIポケット電話グループ各社は、PHSの64kbpsデータ通信「α-DAT64」機能を使った新サービス「(エッジ)」を7月下旬より開始すると発表した。利用料金は未定だが、現在の料金体系とは大きく変わらない見込み。インターネットメールの受送信ができるPメールDXにも対応している。

 (エッジ)では、64kbps通信に標準規格「ベストエフォート方式(PIAFS2.1版準拠)」を採用している。サービスを利用する場合、基本的には64bpsで接続するが、繁華街で利用者が多い場合など、2回線が確保できない状況では一旦1回線(32kbps)で接続し、別回線を確保次第、64kbpsになる。移動中などで1回線切断されてしまった場合でも同様で、32kbps通信を接続し、すぐに別回線を確保して64kbpsにするため、高速で途切れないデータ通信ができるというもの。なお、PIAFSのバージョンが異なるために現在のアクセスポイントは利用できない。対応プロバイダーは未定だが、サービス開始日を発表する時には公表する予定。

64kbpsデータ通信カード MC-6550
 また、従来PHSは移動中の通話に弱いとされてきたが、端末側のハンドオーバー(基地局の切り替え)性能を大きく改善。通話中に複数の基地局を端末が探し出し、状態のよい電波を発する基地局に切り替えるようにしたほか、基地局の切り替え時間を従来の1/4~1/20と大きく短縮したため、通話が途切れにくくなっている。


 対応端末は、三洋電機から7月末に「PHS-J80」が発売される。オープン価格だが、実売では5千円~7千円程度が見込まれる。また、64kbpsデータ通信カードはセイコーインスツルメンツから発売される。実売価格は、1万7千円~1万8千円程度とのことだ。

('99/7/13)

[Reported by junko@impress.co.jp / ymsa@wizvax.net]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp