■URL
http://www.lycos.com/press/auctionsites.html
Lycosは12日、Lycos AuctionsとTripod Auctionsというオークションサービスを始めたことを発表した。
Tripodの無料ホームページの利用者は、自分のページにオークションに掛ける品物を載せて、商品を説明するための写真や解説文を書いて登録する。それにより、Lycos Auctionの検索サービスにその品物が掲載され、オークションに掛けることができる。
また品物を買おうとする人は、売り手、買い手、商品名、キーワード、カテゴリー、値段、売り手の地理的な位置などから目的とするものを検索できるほか、リアルタイムに入札に参加する機能や、売り手がそれまでどんな取引をしてどれくらい信頼できる人かを確認するためのコメント閲覧機能、パーソナルホームページ「My Lycos」に「監視リスト」をつくっておいて、狙っている商品の値動きを確かめられる機能などを利用できる。
オークションに参加したり、商品を登録するためには無料の登録(場合によってはクレジットカード番号が必要)が必要となる。なお、オークションに掛けられている商品を見るだけならば、登録は不要だ。
これまでの多くのオークションサイトは商品の登録料、手数料などからほとんどの利益を得ていたが、Lycosの場合は少し異なるようだ。Tripodの副社長Don Zereski氏は「我々はオークションとコミュニティーの融合が、ビジター、会員、広告主のそれぞれに付加価値を加え、結果としてパーソナルeCommerceを発展させることになると信じている」と述べ、手数料収入だけでなく、そこに集まる人々から派生する広告料にも期待を掛けていることを示唆している。
('99/7/13)
[Reported by taiga@scientist.com]