Amazon.comは14日、Gear.comに出資したことを発表した。
Gear.comはスポーツ分野の蔵払い品、つまり生産しすぎて価格割れした品物や、色、スタイルなどの変更によってマーケットに出せなくなった品物などを、オンラインで販売している企業。小売価格の20%から90%オフで販売できるという。
Amazon.comはこれまでにも健康、美容用品などのオンラインショップDrugstore.com、ペット用品のPets.com、インターネットを利用した食料宅配サービスのHomeGrocer.comなど、多くのオンラインショッピング企業に対して出資してきている。同社は「ショッピングを簡単に、便利にする企業」に出資する戦略を明らかにしている。
Amazon.com本体が提供する商品としては書籍、CD、ビデオ、DVD、コンピューターゲーム、オークションサービスなどがあるが、最近の発表ではそれにさらに子供用玩具、家電製品が加えられた。同社は「人々がオンラインで買いたいものは何でも見つけられ、手に入る」場所となることを明らかにしており、こうした一連の発表はそのショッピングポータル戦略を裏付けるものだ。
('99/7/15)
[Reported by taiga@scientist.com]