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【業界動向】

米Microsoft、MSN Internet Accessの3年契約者にパソコン無料進呈

■URL
http://www.microsoft.com/presspass/press/1999/Jul99/epcdirectpr.htm
http://www.epcdirect.com/preentry/pressrel.cfm

 米Microsoftは14日、パソコンメーカーのLan Plusと提携し、インターネット接続サービス「MSN Internet Access」の長期契約者にパソコンを無料提供すると発表した。このキャンペーンは7月15日から実施される予定で、MSN Internet Accessの利用料金を36ヵ月分前払いした契約者に、Lan Plusの直販部門ePCdirectを通してパソコンを無料進呈する。

 ePCdirectが提供するパソコンは、プロセッサにAMD-K6-2 400MHzを採用、4GBのハードディスク、64MB RAM、40倍速CD-ROM、56k V.90モデムを搭載し、Windows 98とMicrosoft Plus 98がプリインストールされている。さらに、15インチのモニターを139.99ドル、17インチのモニターと1200 dpiのカラープリンターを249.99ドルで提供する。

 このようにオンラインサービスへの誘導のためにパソコンを無料提供する動きはここのところ急激に続いている。6月30日にはネットワークサービスの最大手であるAOLがeMachinesと提携し、CompuServe2000に3年契約した利用者にパソコン代金を払い戻すキャンペーンを発表している。また7月9日には、Micron Electronicsが同社のインターネット接続サービスへの3年契約者に無料でパソコンを提供すると発表している。オンラインショッピングの発展などを背景に、オンラインサービスではユーザーの囲い込みが急務となっており、今後他の大手オンラインサービスも続くものと思われる。

('99/7/15)

[Reported by Hiroyuki Et-OH]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp