Lycosの子会社でホームページ開設サービスを運営するTripodは14日、学校向けホームページ開設サービス「classroom.tripod.com」を発表した。中高生および教師を対象に、初級・中級・上級のホームページ開設ツールを提供する。
同サービスでは、ホームページを作成する際に、テキストや画像の貼付け、音声吹込み、リンク先の指定などが簡単にできるようになっている。もちろんTripodの他のWeb作成ツールを利用することで、掲示板、チャットなどの機能も付加できる。
同社によると、ホームページを積極的に学校に導入することで、生徒が、Web上で自分の日記や読書感想文を掲載したり、インターネットの検索機能を利用して共同研究をしたりすることができるようになる。また、生徒が自分の興味ある分野でホームページを開設することで、世界中の人達と情報共有ができるようになる。教師の側でも、ホームページを利用して、授業カリキュラムの掲載や学習目標の共有が可能になり、さらに他の教育サイトへのリンクを設定することで教育効果を上げることができるとしている。また、インターネットを通じた生徒の出欠報告や連絡事項の通達など、学校と家庭の間でコミュニケーションの緊密化を図れるとしている。
米国では2000年までに1,150万人の学生と400万人の教師がインターネットを利用すると見込まれており、Tripodでは、教育機関におけるホームページの積極的活用を働きかけて行くとしている。
('99/7/15)
[Reported by kokubu@impress.co.jp / taiga@scientist.com]