■URL
http://www.wakwak.com/
http://www.ntt-me.co.jp/news/news1999/nws990715.html (発表資料)
エヌ・ティ・ティエムイー(NTT-ME)は15日、同社の広帯域コンテンツ配信サービス「WAKWAK」をプロバイダー向けに提供する「WAKWAKプロバイダソリューションパッケージ」の販売を16日より開始すると発表した。
WAKWAKは、アニメやスポーツ映像、音楽番組などの広帯域コンテンツを会員向けにオンデマンドで配信するサービス。バックボーンにNTT-MEの光ファイバーネットワーク「XePhion」を利用し、専用アクセスポイントを設置。ISDNでユーザーと直結することで、帯域保証型のコンテンツ配信サービスを提供している。コンテンツとしては現在、「あしたのジョー」や「フランダースの犬」などの名作アニメ15作品、サッカーJリーグのハイライトシーンが見られる「J-ole」、世界のFM局が聴ける「World Sky Music Japan」などが用意されている。インターネットによる配信が20kbps前後でトラフィックにも左右されるのに対し、よりクオリティの高いコンテンツを配信できるとしている。
今回提供するWAKWAKプロバイダソリューションパッケージでは、WAKWAKのコンテンツとともに、XePhionによるバックボーン、認証ミドルウェア、課金・決済業務、ユーザーサポートなどを組み合わせてプロバイダーに提供する。プロバイダーは、自社アクセスポイントに専用サーバーを設置することで、会員向けにWAKWAKの広帯域コンテンツ配信サービスを提供できるようになる。WAKWAKの共通コンテンツのほか、プロバイダー独自のコンテンツも配信できるようにする。利用料金は、1会員の利用につき月額1,200円~1,500円程度。同様のシステムを自前で構築するよりも、安価にサービスが開始できるとしている。
なお、NTT-MEでは、プロバイダー経由でのサービス提供のほか、全国12カ所に設置された直営のアクセスポイントを通じたユーザー向けの直接サービスも開始する。20時間の利用を含んだ「スタンダード」が月額2,000円、150時間の利用を含んだ「ワイド」が月額3,000円(いずれも超過後は1分7円)となっている。
NTT-MEの池田茂代表取締役社長は、今回のサービスを「定額制の導入が示されたISDNの有効な活用方法の一つであり、ISDNを普及促進させる要素」としている。
('99/7/15)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]