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http://www.national.com/news/item/0,1735,400,00.html
http://www.national.com/news/item/0,1735,401,00.html
米National Semiconductorは15日、情報機器用の機能を1チップに統合したGeodeブランドの初製品「Geode SC1400」を発表した。同社が1998年4月に発表した「PC-on-a-Chip」構想に基づいた製品で、最初の機能セットにMPEGビデオ再生機能を加えることで、特に情報家電市場をターゲットとする製品とした。さらに、インターネット接続に対応する双方向デジタル・セットトップボックス用に、Webブラウザーやデジタルビデオ機能などを組みこんでいる。
Geodeファミリーは、セットトップボックス/Windows端末のような軽量クライアントや、同社が1998年11月に発表したWebPADのような携帯情報機器など、情報機器の市場区分に合わせた製品が投入される。将来の製品では、メーカーの需要に応じた機能を提供できるようにする。
Geode SC1400は、コア部分にx86ベースの「MediaGX」プロセッサを採用し、1チップにDRAMと電源を以外のパソコンの主要機能を統合している。プロセッサ、システムロジック、グラフィック、MPEGビデオ再生、TV信号の入出力、周辺機器との接続機能など、従来のセットトップボックスで半ダース以上のチップが必要だった機能を、1チップに統合した。また、x86コアには標準的なブラウザーと同等のブラウザ－機能が、MPEGビデオ技術にはストリーミングビデオやDVDの再生機能が含まれている。
Geode製品は、パソコンメーカーのAcer GroupやオンラインサービスのAOL、家電メーカーのPhilips Electronicsなど、多くの企業に採用される見込み。現在、これらのメーカーがGeodeを搭載したセットトップボックスを開発中で、2000年夏に商品化される予定。また、MicrosoftやLiberate Techologies（旧NCI）などの主要企業と協力しているとも発表されている。
('99/7/16)
[Reported by Hiroyuki Et-OH]