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■URL
http://www.predictit.net/
シリコンアレー企業のPredict Itは16日、これまで別々に運用されてきた同社のサービス「Virtual Stock Exchange」「Predict It! Stocks」「Predict It! Sports」を1つのブランド「Predict! It Network」にまとめて運用していくことを発表した。
Predict It社は、定量的に予想できて周期的に起こる出来事を何でも、ユーザーが参加して予想、分析するシステムの特許を取得し、提供している。
例えば、Predict It! Sportsでは「今晩の試合で誰が勝つか」ということをあなたが選択して予想すると、その晩にはあなたの予想が実際に当たったのか外れたのかがわかる。当たったのであれば、あなたの持ち点は上がり、外れれば下がる。こうして高い持ち点の人は、高い精度で予想できるのだから、外部の人はあなたの「アナリスト」としての意見を聞きたいと思うかもしれない。
また同社が今年買収し、一種のシミュレーションゲームとして運用している「Virtual Stock Exchange」では、実際の株価に連動する架空の市場で株を運用して結果を競う。そこでも株価の予想がうまい人は毎月行なわれるコンテストで表彰される。将来的には本物の株式市場でこのようなシステムが実現すれば、株価の予想がうまい人の意見には実際にお金が支払われるということさえ起こるかもしれない。
このように同社のシステムは、高いレベルの知識、才能を持った「普通」の人をいわば拾い上げる役割を果たす。同社では今後さらに政治の分野で誰が選挙で当選するか予想したり、娯楽の分野では映画の興行成績や賞の受賞者を予想したり、天気予報を取り上げる可能性を示唆しており、さらにアイディアのある人の意見を聞き、将来の応用について考えていきたい、としている。
同社は1997年にコロラドに設立された企業で、現在はニューヨークのシリコンアレーに本拠を移し、30以上のパートナーと提携している。
('99/7/19)
[Reported by taiga@scientist.com]