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【新製品】

新型携帯音楽プレーヤー「Rio 500」、8月下旬に日本国内で販売開始

RIO500

ビデオレポート
(RealVideo)

■URL
http://www.diamondmm.co.jp/
http://www.diamondmm.com/company/public/PressRelease.CFM?ID=306

Todd Moore氏 株式会社ダイアモンド・マルチメディア・システムズは、米RioPort社による携帯音楽プレーヤーの新製品「Rio 500」を8月下旬から国内で販売すると発表した。推定小売り価格は34,800円。7月22日からは、同社のサイト上で予約の受付を開始する。都内で開催された発表会では、RioPort社のProduct Development Manager、Todd Moore氏(写真)による製品紹介のほか、Rio 500と付属ソフトを使ったデモが実施された。

 Rio 500は、従来から販売されている「Rio PMP300」の後継機種にあたる製品。MP3、MPEG2.5、G.723、ADPCMのコーデックをサポートし、標準で64MBのメモリーを搭載、16MBと32MBのスマートメディアがオプションで用意される。テキストやグラフィックの表示が可能なLCDディスプレイの装備などで操作面の向上が図られるほか、USBによる接続が可能。著作権管理にはInterTrust社の技術を採用している。

iMacとRio500 ソフトは、Windows/Macintosh対応の音楽編集ツール「Rio Manager 2.0」が付属する。Rio Managerは、音楽情報サイト「RioPort.com」上の音楽コンテンツを直接検索し、取り込むことができるほか、CDDBへの接続、ローカルの音楽ファイル/音楽CDなどを一括して管理する機能を備えている。従来Rioには、管理ツールとして「MusicMatch Jukebox」が同梱されていたが、今後は、同社が独自に開発したRio Managerが同梱される。

 Rioは、7月にSDMIから発表された携帯音楽プレーヤーの技術仕様「Portable Device Specification」に準拠した製品となる。この仕様は、'99年12月までに2つの段階(フェーズ1、フェーズ2)を経て仕様が実装されることになっている(本誌6月30日号参照)、Rioでは、無償のファームウェアアップグレードによってSDMI仕様に対応していくとのこと。

 発表会会場では、実際に「Rio 500」に触れることができた。デモ機はiMacに接続されており、Macintoshに対応している点、USB接続対応である点をアピールしていた。カラーはグレー系のシルバーとブルーのスケルトンタイプが用意されていた。サイズは、従来モデル「Rio PMP300」より一回り小さめで重量も軽い。外見は決して豪華な作りであるとは言えないが、機能面から見て魅力的な製品だ。

Rioスケルトン
Rioシルバー
新旧Rio
Rio Manager
Rio500スケルトンタイプ
Rio500シルバータイプ
左はRio PMP300
Rio Managerの画面

 なお、RioPort社は、7月20日にMTV Networks OnlineとUniversal Music Groupの2社との間で、コンテンツの供給/プレーヤー開発に関する提携を発表している(本誌別記事参照)。一時期は、RIAA(米レコード協会)から、「著作権保護を侵す」として携帯プレーヤー販売の差し止めを請求されていた同社だが、SDMI仕様への準拠や、大手レコード会社との提携により、今後は堂々と音楽配信分野において活躍しそうだ。

('99/7/21)

[Reported by okiyama@impress.co.jp]


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