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■URL
http://www.microsoft.com/presspass/press/1999/Jul99/CitySearchPR.htm
米Microsoftは19日、インターネット上でシティガイドやチケット販売サービスを行なうTicketmaster Online-CitySearch（TMCS）と、長期的で広範な提携を結んだと発表した。TMCSにMSNの地域情報サービスを移管する一方、それを含むTMCSのサービスをMSNに組みこんでいく。
Microsoftはオンライン・シティガイド「MSN Sidewalk」を、2億4,000万ドル相当のTMCS株式と交換で売却する。またMicrosoftは、Ticketmaster Online-CitySearchの株式9％、および13％まで増資できるワラントを取得する。これにより、TMCSの親会社USA Networksを除いて、Microsoftは最大の出資会社となる。
この提携により、MSNは今秋、新チャンネル「MSN Health」「MSN Careers」のほか、地域の番組を提供する地域チャンネルを開設する。CitySearchは、この新チャンネル向けに、レジャー情報やチケット販売などのコンテンツを開発する。また、新チャンネルには、Sidewalkブランドで提供されていた「MSN Yellow Pages」「MSN Buyer's Guides」などの地域サービスや、「MSN CarPoint」「MSN HomeAdvisor」「MSNBC news」などを統合する。MSNでは、これらを通して消費者や企業がオンラインで商取引を取り扱うためのツールを強化していく。
一方のCitySearchは、芸術やエンターティンメントに関するシティガイドやチケット販売をMSN上で優先的に提供するほか、Microsoft傘下のWebTVでもサービスを提供する。MSN Sidewalkの芸術とエンターティンメントを手に入れることで、地域チャンネルは世界33都市から77都市に拡大する。
TMCSはサービスの拡大を目指して、今年2月、Lycosと合併し電子商取引をターゲットとする新会社を設立することで合意していた。しかし、Lycosの株主が買収条件を不服として反発、5月12日に買収計画の撤回を発表（本誌5月14日号参照）。新たな提携先として、MSNを選ぶことになった。
('99/7/21)
[Reported by Hiroyuki Et-OH]