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http://www.tumbleweed.com/press/twpres62.htm
Tumbleweed Communicationsは21日、大手国際宅配便のUnited Parcel Serviceから400万ドルの投資を受けたことを発表した。
Tumbleweedは暗号技術を使い、Webやメールなどによって、インターネット上で安全に文書やファイルなどを送受信するシステムを開発している企業。
UPSはすでにTumbleweedの技術を使ったUPS Document Exchangeサービスを一年前から始めており、このサービスでは暗号化されたデータをリアルタイムに追跡できるようにしながら相手先に送り届け、受け取り確認をすることもできる。
インターネットの普及につれて、ビジネスで使われるメッセージの非常に多くの部分がこれまでの国際宅配便や郵便に代わってインターネットで行なわれるようになってきており、宅配便業者、郵便事業は売り上げの減少につながりかねないとして危機感を抱いている。そうしたこともあって、U.S. Postal Office、カナダ、フランスの郵便事業などがTumbleweedとの提携も視野に入れていると言われている。今回のUPSの投資にもそうした背景があると思われる。また英国の伝統ある郵便事業Royal MailもすでにEntrust社と提携してViaCodeと呼ばれるE-Commerceサービスを始めている。
('99/7/22)
[Reported by taiga@scientist.com]