■URL
http://www.prnewswire.com/cgi-bin/stories.pl?ACCT=104&STORY=/www/story/07-22-1999/0000987316&EDATE=
米ハイテク市場調査会社のIDCは22日、ソフトウェアのオンライン販売に関する調査報告を発表した。1999年の市場規模は35億ドルだが、企業や消費者がインターネット上でのショッピングに慣れるにしたがい、2003年には約10倍の329億ドルに拡大すると予測している。
報告によると、ソフトウェアのオンライン販売市場は、顧客管理や生産管理技術を持つ、「e-tailer」と呼ばれる小売り業者が急増することで拡大していくという。また、インターネットを利用するパソコンユーザーが増加することや、ソフトウェア会社がさまざまなソフトウェア購入方法を提供する必要性を認識することなども、市場拡大につながるという。
また、ソフトウェアのオンライン販売は売上の増加、コスト削減、顧客管理の改善につながるものの、エンドユーザーはオンライン購入に対して厳しい要求を続けていくとも指摘している。IDCでは、エンドユーザーは価格やソフトウェアの管理に最も懸念を抱いており、ソフトウェア会社はこのような懸念に注意する必要があると警告している。
IDCはさらに、企業ユーザー向けのオンライン販売を拡大するためには、団体ライセンスを設ける必要があるとも指摘する。企業ユーザーは特に、従来よりも安価かつ簡単な購入を求めており、このような要求に応えていく必要があると警告している。
('99/7/23)
[Reported by Hiroyuki Et-OH]