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http://www.intel.com/pressroom/archive/releases/Mp072699.htm
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業界団体「Bluetooth SIG」を創設したEricsson・Nokia・IBM・東芝・Intelの5社26日、携帯機器間の無線通信仕様「Bluetooth 1.0」を発表した。この仕様を実装することで、携帯機器同士などのデータのやりとりを無線で簡単にできるようになる。同様の無線通信規格としては赤外線を使ったIrDAが普及しているが、ポートを向かい合わせなければいけないIrDAに対し、Bluetoothではノートパソコンとポケットの中の携帯電話を無線接続するといったことができる。
Bluetoothは、2.4GHzの周波数帯域を利用して、最大約10メートル離れた距離で、1Mbpsのデータ通信を可能にする規格。Bluetooth仕様に対応する携帯パソコン、携帯電話、周辺機器などは、2000年にも登場する見込み。米ハイテク市場調査会社のDataquestは、2002年にはデジタル携帯電話の79%、2億台以上のパソコンがBluetooth仕様に対応すると予測している。
Bluetooth 1.0仕様は、設計仕様を記述した「Foundation Core」と、相互運用するためのガイドラインを記述した「Foundation Profile」の2つのドキュメントから構成される。Bluetooth SIGのメンバーは、特許ライセンス料を支払うことなく製品に実装することができる。
('99/7/27)
[Reported by Hiroyuki Et-OH]