■URL
http://www.jp.ibm.com/voiceland/info/info.html
http://www.so-net.ne.jp/postpet/voice/product/

　ソニーコミュニケーションネットワーク株式会社（SCN）は、電子メールソフト「PostPet」を日本IBMの音声認識ソフト「ViaVoice 98日本語版 Friendly Speak」に対応させた、「PostPet fo Windows ver.2.0jp ViaVoice対応版」を開発したと発表した。

　このPostpet ViaVoice対応版は、メールの送信メニューや受信メニューの起動のほか、ペットにおやつをあげたり、ペットを洗ってあげるなど、従来マウスで行なっていた操作を音声で操作できるようにしたもの。ただし、「なでる」、「なぐる」の操作は音声ではできない（マウスでは可能）。

　あらかじめ「お友達帳」に「あだな」を登録しておけば、「××にメールをかく」とひとこと言うだけで宛先アドレス（TO）が入ったウィンドウが開いたり、そのままメールを音声入力して送信することもできる。また、ダイレクトにあげたいおやつをあげることもできる。

　さらに、ViaVoiceならではの嬉しい機能が、ペットとのコミュニケーション機能だ。ペットに声をかけると、ペットが喜んだり驚いたり、慌てたり怒ったりする。たとえば、「いそげ」と声をかけるとペットが部屋を走り回るなど急ぐしぐさをしたり、「かわいい」と声をかけると喜ぶといった具合だ。具体的にどんな言葉に反応するのかは明らかにされていないが、ペットの種類によっても反応が違うようなので、ファンには楽しみだ。ただし、ペットが音声で話したりすることはない。

　なお、Postpet 2001からの移行は簡単で、必要なファイルを移すだけで移行できる。

　日本IBMでは、PostPet ViaVoice対応版とViaVoice98日本語版をパッケージしたソフトを9月10日より発売する。ポストペットのキャラクターイメージに合わせた、ピンク色のマイクロフォンも同梱され、価格は20,001円。なお、9月7日から始まる「WORLD PC EXPO 99」の日本IBMブースで、デモと先行販売を行なう。

　また、SCNでは、すでにViaVoice 98を持っているユーザー向けにPostpet ViaVoice対応版のオンライン販売も9月中に行なう予定。価格は2,980円。

('99/7/27)

[Reported by junko@impress.co.jp]