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【ソフトウェア】

画面上の単語をなぞるだけで、関連サイトを呼び出すソフト
エスエフディが「WordLinker」無償配布開始

■URL
http://www.wordlinker.co.jp/

ScreenShot  エスエフディは27日、画面に表示されている任意の単語をなぞるだけでインターネットの関連コンテンツを呼び出せるソフト「WordLinker」の無償ダウンロード配布を開始した。Windows 95/98版とWindows NT4.0版が用意されている。

 WordLinkerは、いったん起動させておけば、ワープロや表計算ソフト、ブラウザーなど、テキストを表示するあらゆるアプリケーション上から利用できる。例えば、ワープロ上のテキストの「キャンプ」という部分をドラッグして選択すると、「Excite」「goo」「ALL JAPAN CAMPGROUNDS GUIDE」「キャンピングカー情報交換掲示板」「アウトドア情報誌 Tepee's」という5つの選択肢が、WordLinkerのフローティングウィンドウ上に表示される。ここで「Excite」か「goo」をクリックすると、それぞれ「キャンプ」というキーワードでの検索結果がブラウザーに表示される。これ以外の3つでは、直接各サイトが表示される。キーワードが企業名なら、企業のWebサイトのほか、Exciteの「株価情報」や宝印刷の「企業短信」も選択肢として表示されるようになっている。

 表示される選択肢は、WordLinkerの参照サーバーに登録されている。当初エスエフディでは、Excite、宝印刷のほか、リクルート、ウェザーニュースなど8社とコンテンツパートナーとしてタイアップした。「自動車」「旅行」「結婚」など生活に関する単語についてはリクルートの「ISIZE」の各ページを、天気に関してはウェザーニュースの「WNI Cyber Weather World」の各ページをリンク登録するなど、ユーザーが効率的に情報収集できるようにしている。

 企業からのリンク登録も有料で受け付ける。例えば「ノートPC」という単語に対して、自社の製品紹介ページや、通販の購入ページへのリンクを登録することで、アクセスが促せる。エスエフディでは、「ネットコマースの入口としてコンシューマーへシンプルなユーザーインターフェースを提供できる」としている。

 なお、現在リンク登録されているのはWebサイトがほとんどだが、HTMLファイルだけではなく、画像や音声、文書ファイルなどにも対応する。例えば「猫」という単語に対しては、猫の鳴き声の音声ファイルもリンクされており、RealPlayerで再生されるようになっていた。また、デジタル地図ソフト「ゼンリン電子地図帳Z II」とも連携しており、同ソフトがインストールされているパソコンでは、住所をなぞるだけで地図上にその場所が表示されるようになっている。

('99/7/28)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp / ymasa@wizvax.net]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp