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【業界動向】

米Symantec、コンテンツのフィルタリング技術で米国特許取得へ

■URL
http://www.symantec.com/press/1999/n990823a.html

 米ソフトウェア大手のSymantec Corporationは23日、Webサイトをフィルタリングし有害コンテンツをダイナミックに妨げる特許技術に対し、米国特許庁から特許の発行に先んじて送付される特許許可通知を受理したと発表した。

 対象となるのは、同社が先月買収したURLabsの製品「I-Gear」に組み込まれている技術。他社のフィルタリング製品が、有害サイトのURLや短い文章でフィルタリングするのに対し、この「Dynamic Document Review」(DDR)技術は文章を解析してリアルタイムにコンテンツを分類する。

 同社では、新設され急増する有害サイトに追随できるという利点を挙げ、データベースを用いる製品ではデータベースがサイトの新設に追いつけないと述べている。

 調査会社の米PC Dataonlineでは、Webサイトの10%は猥褻サイトであり、6月には約420万人(インターネット人口の9%)が有名な成人向けサイトにアクセスし、利用時間は1カ月当たり約2,000万時間に達すると報告している。ギャンブルサイトの利用時間はさらに多く、1カ月当たり約3,100万時間に及ぶという。このような有害サイトへのアクセスを禁止するフィルタリング製品の市場について、米IDCは、年率53%で成長し、2003年には2億6,000万ドルに拡大すると予測している。

('99/8/24)

[Reported by Hiroyuki Et-OH]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp