INTERNET Watch Title Click

【インターネット関連株】

interQがISPとしては初めて新規公開
初値は公募価格比5倍の値上がり

■URL
http://www.interq.ad.jp/
http://www.bamboo.com/
http://www.imagex.com/

 interQ(コード:9449)が27日、独立系のインターネットサービスプロバイダーとしては初めて店頭市場に新規公開した。公募価格4,200円に対し初値が21,000円と5倍の値上がり。

 今年の新規公開株の公募価格に対する初値までの上昇としては、7月26日に公開した電子商取引関連のソフトバンク・テクノロジー(コード:4726)が公募価格4,600円に対し初値が4万円と8.7倍、6月22日に公開したITを利用したコンサルティング、情報システム構築のフューチャーシステムコンサルティング(コード4722)が、同650万円に対し3,350万円と5.1倍、インターキューはこれについで3番目の記録となった。この日の高値は23,300円をつけたが、終値は19,000円と初値を割り込んだ。店頭市場では、インターネット関連、もしくはベンチャー色の強い銘柄が人気化する展開が続いている。

 一方、米国でも26日にインターネット関連企業が2社NASDAQに新規公開した。インターネットを利用した不動産物件の仮想見学を提供するbamboo.com(ティッカーシンボル:BAMB)が、公募価格7ドルに対し初日終値17 9/16ドルと2.5倍、インターネットを介した自動のオンライン印刷サービスのimageX.com(ティッカーシンボル:IMGX)が同7ドルに対し13 15/16ドルと2倍の上昇。

 米国では、インターネット関連株の過熱人気が本年4月の後半にピークをつけて以来、軟調な展開が続いており、関連株の新規公開も延期されるものが多かった。8月に入ってからは切り返しの動きもみられ、この日公開した2社もそこそこの展開だったといえるものの、公募価格の水準が低かったことが要因だったともいえる。bamboo.comは、当初の予定公募価格帯が10-12ドルだったものが7ドルに引き下げられ、imageX.comは12-14ドルだったものが8-10ドルに引き下げられ、結局7ドルに決まったのだ。インターネット関連株の本格反騰にはまだ時間がかかるかもしれない。

('99/8/27)

[Reported by betsui@impress.co.jp]


INTERNET Watchホームページ

ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp