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【新技術】

MicrosoftとHP、Windowsにインターネット経由の印刷機能を実装

■URL
http://www.microsoft.com/presspass/press/1999/Aug99/HPfunctionPR.htm
http://www.microsoft.com/windows95/downloads/
http://windowsupdate.microsoft.com/

 米Microsoftと米Hewlett-Packard(HP)は27日、インターネット経由の印刷機能「Internet Printing Protocol (IPP)」を、Windows 98 Second EditionおよびWindows 2000 Professional/Serverに実装すると発表した。

 Microsoftは、IPPをネイティブに実装したWindows 2000のベータ3版を公開。さらに、Windows 95/98/98 Second Editionで利用できるクライアント機能「Internet Printing Service」を同社サイトで無料公開した。また、HPのプリントサーバー「JetDirect」には、すでにIPPが実装されている。

 IPPを利用することによって、FAXや電子メールなどで書類を送る代わりに、インターネットに接続したプリンターに書類を送れる。例えば、ホテルのビジネスセンター経由でsプレゼンテーションや緊急の書類を届けたり、本社と支社との間でインターネットを経由して書類を印刷できるようになる。

 MicrosoftとHPは、印刷関連の業界団体「Printer Working Group (PWG)」と協力してIPPの標準化を進めてきた。IPP 1.0仕様は、標準化団体「Internet Engineering Task Force (IETF)」の承認を得ていないが、IPP 1.1仕様ではIETFと標準化を進めている。

('99/8/30)

[Reported by Hiroyuki Et-OH]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp