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【業界動向】

ホリデーシーズンのオンラインショッピングが拡大

■URL
http://www.jupitercommunications.com/jupiter/press/releases/1999/0921.html
http://gartner3.gartnerweb.com/dq/static/about/press/pr-b9953.html

 米Jupiter Communicationsと米Dataquestは、年末のホリデーシーズンにおいて、オンラインショッピングが拡大するとの予測をそれぞれ発表した。Jupiterによると、米国での売上は、'98年の31億ドルに比べ約2倍の60億ドルに拡大。Dataquestでは、世界的な売上は、'98年の45億ドルに比べ'99年は3倍近い122億ドルに拡大するとしている。

 Jupiterの調査によると、ホリデーシーズンの米国のオンラインショッピングの売上高60億ドルのうち、商品が50億ドル、旅行サービスが10億ドルを占めるとのこと。さらに2003年には10倍以上の780億ドルに拡大すると予測している。同社は、1,000万人のオンライン利用者が'99年にオンラインショッピングを始め、その大多数はホリデーシーズンに初めて購入を行なうと予測している。このような新規利用者がオンラインショッピングに満足すれば、今後継続して利用することが期待できる。しかし、'98年の調査では、オンラインショッピングに満足したと回答した人は、4~6月期の88%から10~12月期には74%と減少しており、同社では、オンライン小売店が成功するためには、新規利用者と良好な関係を築くことが重要だと述べている。

 一方、Dataquestの調査によると、世界の売上高122億ドルのうち、米国が70%と大部分を占め、ヨーロッパは15.5%、アジア/大平洋領域はわずか7%を占めるだけだという。しかし、'99年のホリデーシーズンは、北米以外でも、消費者への電子商取引を拡大する主要なイベントだとしている。

('99/9/27)

[Reported by Hiroyuki Et-OH]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp