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【サービス】

ドメインは「nifty.com」、日本最大のプロバイダー「@nifty」の詳細が明らかに

 

 ニフティ株式会社は29日に都内で懇談会を行ない、11月1日にスタートするInfoWebとニフティサーブを統合したサービス「@nifty」の詳細を明らかにした。

 新ドメインは、「nifty.com」。WWWのトップページは、「 http://www.nifty.com/ 」に統一される。InfoWebとニフティサーブが持つコンテンツやフォーラムもすべて統合し、どちらの会員もWWW経由ですべてのコンテンツにアクセスできるようになる。接続に関するコースや料金に変更はない。

 メールアドレスは「(2文字以上~32文字以内の任意の文字)@nifty.com」を、オンラインサインアップと同時に登録できるようになる。現在は、任意のメールアドレスにする場合、InfoWebもニフティサーブもオンラインサインアップ後に設定が必要。現在のInfoWebやニフティサーブのユーザーも「@nifty.com」のドメインになるが、混乱を防ぐため、従来どおり「@nifty.ne.jp」もしくは「@mb.infoweb.ne.jp」のいずれでも届くようにするという。

 なお、ニフティサーブとInfoWebでは、メールの保存数やメールボックスの容量などが異なるが、統合に伴って統一する。新たなスペックは、1通あたりの容量は5MB(拡張可)、メールボックス容量20MB、保存通数の制限なし、自動回送先2カ所、となる。従来のInfoWebユーザーの場合、統一によって、1通あたりの容量に制限ができてしまうが、それ以外は従来と同等もしくは機能がアップする。

 メーリングリストも、機能は従来と同等かアップし、料金も同等か従来よりも安くなる。具体的には、Aコースが(300アドレス/500円)、Bコース(アドレス無制限/1,000円)。開設費1,000円、アーカイブ設定料はない。InfoWebユーザーの場合、開設費は現在と比べて2,000円も安くなる。

 ホームページは、容量10MB、拡張20MB、自作のCGIが利用可能。特にニフティサーブユーザーの場合、容量の拡張が可能になったほか、自作のCGIが利用できるようになり、大幅に自由度が高まることになる。

 現在、InfoWebは66万人(99年8月末)、ニフティサーブは276万人(99年8月末)の会員がおり、統合することにより国内最大級のプロバイダーとなる。

 なお、「@nifty」のサービス開始を記念し、11月1日~2000年1月31日までの新規入会者を対象に、入会月から3カ月の接続料金を無料にする。また、家族の利用料金をクレジットカードでまとめて決済する「ファミリーメンバー制度」を導入。従来は「親」と「子」がそれぞれ料金コースを設定する必要があったが、新制度では、1IDあたり月500円で、「親」が選択した料金コースを「子」と共有できるようになる。

('99/9/29)

[Reported by junko@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp