パソコン大手の米Gatewayは12日、米Cobalt Networksと提携し、Cobaltの一体型サーバーをGatewayに供給すると発表した。Gatewayは中小企業向けに、インターネットを利用するためのソリューションとして、Cobaltのサーバーを販売する。
Cobaltの一体型サーバーは、OSに「Linux」を採用し、Webサーバーやメールサーバーなどのサーバー機能を組み込んだもの。インストールが不用で設定が最小限で済みそのまま使えるほか、最小限の機能のみを搭載し不要な機能を省いているため、慣れないユーザーが利用してもセキュリティなどの問題を起こしにくいという利点がある。Cobaltの製品には、立方体に近い「Qube」や薄型の「RaQ」などがある。
Gateway BusinessのVan Andrews副社長は「Cobaltの製品は、企業や教育機関、政府機関などの顧客に、簡単で手ごろなコンピューティング・ソリューションを提供するという同社の努力を補完するものだ」と述べている。
('99/10/14)
[Reported by Hiroyuki Et-OH]