■URL
http://www.ntt-east.co.jp/teigaku/ (NTT東日本)
http://www.ntt-west.co.jp/ipnet/ip/index.html (NTT西日本)
NTT東日本とNTT西日本は18日、インターネット接続専用の定額制ISDNサービスを提供する「IP接続サービス」を11月1日より試験提供すると発表、同日より申し込みの受付を開始した。当初1万円程度とされていた料金は、月額8,000円に下げられた。
サービスの提供エリアは、NTT東日本が東京都新宿区、大田区、渋谷区、NTT西日本が大阪市中央区と北区、吹田市。エリア内のユーザーは、IP接続サービスを利用することで、対応するプロバイダーへの常時接続が可能となる。
同日発表された対応プロバイダーは、東京地区が26社、大阪地区が21社。ただし、開始時期は各プロバイダーによって異なり、現時点でASAHIネット、@nifty、NEWEB(KDD)、BIGLOBE(NEC)、SANNET(三洋電機ソフトウェア)、VC-net(ビジュアルシステム)、IIJ4U(IIJ)、インターネットWIN(ウインシステム)がWebサイトで対応サービスをアナウンスしている。料金体系なども各社で異なり、既存コースを流用するプロバイダーもあれば、新たに専用のコースを設定するところもある。@niftyでは、既存の「無制限コース」(月額5,000円で時間無制限)と「150時間コース」(月額3,000円で150時間まで)をIP接続サービスに対応させる。一方、NEWEBが月額料金2,500円の専用コースを新設したほか、SANNET、インターネットWIN、VC-netなども月額料金4,000円以下の定額コースを新設した。特にSANNETでは、現在確認した中で最低料金の月額1,980円を設定。IP接続サービスの8,000円と合わせて、月額1万円以下の常時接続環境が提供されることになる。このほか、BIGLOBEとIIJ4Uは、既存コースの会員を対象に無料モニターを募集する。通常の月額料金は必要となるが、IP接続サービス経由での接続は無料となる。また、ASAHIネットでは、一部のコースの会員を対象に、IP接続サービス経由での接続を無料にするとしている。
('99/10/18)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]