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【音楽著作権】

坂本龍一氏「アーティストとして発言する義務がある」
―MAA意見書についてコメント

■URL
http://www.maa.gr.jp/opinion/ (MAA意見書)
http://www.jasrac.or.jp/jhp/ikensho/ikensho.htm (JASRAC意見書)

 メディア・アーティスト協会(MAA)が、著作権仲介業務法の改正に向けて文化庁著作権審議会から発表された「中間まとめ」に対する意見書を文化庁に提出した(本誌10月22日号参照)。アーティスト自身による団体からの発言として非常に注目の集まるところであるが、本誌では、今回MAAの発起人であり、中心人物の一人である坂本龍一氏からコメントをいただいた。

 坂本龍一氏

 今回、文化庁の中間まとめに関して、MAAとして意見書を提出しました。MAAを立ち上げた大きな理由の一つでもあるのですが、著作権に関してとうの当事者であるアーティストの意見が反映されないおそれがあるからです。MAAはアーティストの集まりなので、是非ともアーティスト側の意見として発言する義務があるのではないかと考えたのです。

 もちろん、これは議論のきっかけにすぎませんが、少なくとも著作権に関わる権利者の意見が公平に提出されなければ、公平な議論もできません。まだまだやっとスタート台に立ったにすぎませんが

 なお、日本音楽著作権協会(JASRAC)広報部によると、現在、MAAの意見書内容について確認しているところとのこと。

('99/10/25)

[Reported by okiyama@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp