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【調査結果 / EC】

オンライン買い物客はプライバシーを懸念、信頼を築くのが成功の鍵

■URL
http://www.forrester.com/ER/Press/Release/0,1769,177,FF.html

 米Forrester Researchが27日に発表した調査報告によると、オンライン買い物客の3人に2人が、インターネット上で個人情報を送ることに不安を感じているという。同社は、これがオンラインで費やす時間と金額に影響を及ぼしていると指摘する。

 報告によると、これらの人はスパムなどを心配しているという。インターネットユーザの80%が、第三者へ販売データを提供することを禁止するポリシーを支持しており、オンライン顧客の半数は、オンラインプライバシーを守るため政府機関へ協力するつもりだと回答している。

 このような調査結果に基づいて、Forresterは、店鋪が客と親しい関係を築くための4段階のモデルを提案した。第1段階では、訪問者が匿名でコンテンツなどにアクセスできるようにする。よりサービスを求める客は第2段階に進み、ここでは客からのみ店舗側にコンタクトする条件でコミュニケーションを図る。

 第3段階では、客が店鋪からのコンタクトに同意する。この段階では、店鋪側が告示した範囲で個人データを提供する。調査によると、オンライン世帯の83%が小売り店からの電子メールを欲しているため、電子メールを利用したマーケッティングが許されればトラフィックやリピーターを増やせるという。さらに第4段階では、顧客との信頼関係を築いて、なじみの店鋪からのアドバイスや活発な勧誘を受けたりできるようになるとしている。

('99/10/28)

[Reported by Hiroyuki Et-OH / taiga@scientist.com]


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