左から角川社長、住商常務取締役、 ライコス社長、Lycos COO兼CFO |
新たに角川書店から出資を受けて、資金調達後の資本金は8億7,500万から10億7,500万円になった。同出資比率は、住友商事が37.0%、米Lycosが37.0%、IIJが9.3%、住友情報システムが9.3%、角川書店が7.4%。ライコスは10月でサービス開始1周年を迎えた。これを機に、大幅な知名度向上を狙い大規模プロモーションを行なうほか、サービスの拡充、設備投資を今回の調達資金で行なう。
新サービスでは、無料ホームページサービス「Tripod Japan」を10月30日から開始したが、3日間で新規登録ユーザー数が1万人を突破した。その後も、1日数千人規模で増加を続けており、初年度獲得目標15万人に向けて順調なスタートを切ったとしている。今後の展開について吉田和男ライコスジャパン代表取締役社長は「新サービスとしては来年初めぐらいにチャット、掲示板を開始したい。また、2年ぐらいのうちに必ず株式公開を果たし、早い時期にYahoo!をキャッチアップしたい」と述べた。
一方、新たに出資した角川歴彦角川書店代表取締役社長は「11月中旬に設立予定の角川インタラクティブ・メディアや12月上旬に設立予定の総合ローカルウェブサイトなどを通じて協力し、補完的なパートナーシップを作っていきたい」と語った。
('99/11/8)
[Reported by betsui@impress.co.jp]