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ソフトバンク・コマース株式会社は、Webブラウザーカスタマイズシステム「X2Web」の個人向け製品「X2Webパーソナル」を20日よりWWW上で無償配布すると発表した。
X2Webは、WWWブラウザーの四角い外観を、キャラクターや絵など、自由に変化できるシステム。現在、日本マクドナルドや第一勧銀、三菱自動車などが採用している。
現在発売されている「X2Web」は企業向けのもので、サーバー上でX2Webコンポーネントを一元管理できる。ユーザーがホームページにアクセスすると、X2webのActiveXプログラムをダウンロードするか尋ねられ、ダウンロードすれば、自動的にオリジナルの外観のWWWブラウザーが起動する。他社のページに行った場合に、オリジナルの外観のブラウザーを終了するか、そのままにするかなども指定できる。しかし、これらは中規模程度のWebサイト向けで60万円、Yahoo!などの大規模なサイト向けで300万円と高額だ。
今回の「X2Webパーソナル」は、このサーバーに関する機能を一切削り、ローカルでWWWブラウザーの形を変化させて楽むためのもの。データはデザインによっても違うが、およそ100～200KB程度。ファイルサイズは小さいため、友達とメールに添付したりしてデータをやりとりできる。データを見るには、あらかじめ「X2Webパーソナル」をインストールしておく必要がある。
単にサンプルで入っているブラウザーを使ってネットサーフィンをするだけでも、いつもとまったく雰囲気が変わって楽しめる。
なお、データを作るには、WWW上から無料でダウンロードできる専用のオーサリングツール「X2Web Generator」を利用する。保存した後、X2Webパーソナルで利用するための専用コンバーターで、X2Webパーソナル専用の「XPF」形式にする。
ソフトバンク・コマースによれば、フリーウェアを継続して提供しながら、サンプルブラウザーの収録数を増やすなど機能を拡充したシェアウェア版も来年の4月に販売する方針。窓の杜やVectorなど主要ダウンロードサイトから入手可能になるという。価格は、2,000円～4,000円程度を予定。
('99/11/8)
[Reported by junko@impress.co.jp]