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【電子商取引】

三井物産、ソフトウェアライセンスのオンライン販売システム
米License Onlineと提携し、販売店向けにサービスを提供

■URL
http://www.licenseonline.ne.jp/

 三井物産は9日、ソフトウェアライセンスのオンライン販売システムを提供する米License Online社(LOL)と業務提携したと発表した。マイクロソフト製品を扱う国内の販売店向けに、同システム運用のアウトソーシングサービスを提供する。

 ソフトウェアのライセンス販売では通常、製品の組み合わせや購入数、顧客企業の購買履歴などにより割引率が細かく変動するため、従来は見積書を作成するだけでも販売店に大きな負担がかかっていた。LOLのライセンス販売システムでは、製品情報や販売店ごとの価格設定、顧客データを一括管理。これをもとに見積書を瞬時に自動作成するほか、より高い割引率を得られる組み合わせや関連製品なども顧客に提示する機能を備えている。販売店はLOLを利用することで、自社のWebサイト上で見積もりサービスなどを提供できるようになり、見込み客の把握も可能になる。独自にシステムを開発するのに比べ、導入コストを大幅に削減できるとともに、導入までの期間も短縮できる。販売履歴をもとにした顧客データの分析なども可能だ。

 米国では、CompUSAをはじめ、Microsoft社製品をライセンス販売する8,000社以上の販売店がLOLを利用。米ディスカウントストアのSam's Clubでは「従来のフリーダイヤルによる販売の5倍の売上げを記録」(LOLのDavid W. Parker社長兼CEO)するなど、大きな実績を上げているという。今後はSymantec社製品のライセンス販売についても対応していく計画だ。

 三井物産では同日、国内向けのテストサイトを開設し、加盟販売店の募集を開始した。加盟店第1号として、インプレス販売が運営するECサイト「インプレスダイレクト」がテストサービスに参加している。本サービス開始は2000年1月の予定。

('99/11/9)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp