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売り手ではなくて買い手が値段を付けるビジネスモデルを展開しているPriceline.com社は、従来のチケットやホテル予約などの旅行業、車販売、金融業に加えて、2000年の初め頃に長距離電話サービスを米国内で提供することを発表した。
同社ではこのサービスを提供する初めての通信業者としてNet2Phoneと提携、3年間にわたる1,800万ドルの契約を結んだ。Priceline.comでは今後他の通信業者とも提携したい考え。
このシステムでは、まず長距離電話を利用したい人が電話料金がいくらなら払うかをシステムに入力する。通信業者はその時点でリアルタイムにネットワークの使用状況を調べ、機器が空いていれば、安い値段でもその値段で競り落とす。その結果、利用者は安い値段で長距離電話が掛けられ、通信業者も無駄になっている通信設備を利用できるという仕組みだ。
長距離電話を利用することの多い米国では、インターネット回線の普及によって様々な電話割引サービスが出現しているが、最近ではDialPadと言う会社が広告を見ることを条件にパソコンを使った無料の長距離電話サービスを始めて話題となっている(本誌10月19日号参照)。
('99/11/9)
[Reported by taiga@scientist.com]