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【サービス】

エキサイト、アダルトサイトを除外できる新機能「プロテクター」を開始

■URL
http://www.excite.co.jp/

 エキサイトは、検索結果からアダルトコンテンツを除外できる新サービス「エキサイトプロテクター」を10日から開始した。

 ユーザーが検索サービスを利用する際、検索画面上の専用ボタンを選択することで、アダルトサイトの表現を含むサイトを検索結果から除外することができるサービス。入力した言葉で意図せず大量にアダルトページがサーチされてしまうときに使う。プロテクターのオン、オフも適時可能になっている。このような、アダルトコンテンツのフィルタリングは米国ではすでに同様のことが行なわれているが、日本ではWebサイト、ディレクトリーサイト自体にサーチフィルターを設定するのは初めてのこと。ただし、あくまでもアダルトサイトを100%除去するものではなく、アダルトサイトが検索結果に出てくる確率を減らす機能となっている。

 例として、「女子高生」をウェブサーチしてみた。プロテクターがオフの時は確かにアダルトサイトが大量にサーチされたが、オンにするとほとんどゼロといっていいほど結果から除外された。サーチ件数もオフの時が20万344件で、オンの時が17万1,247件と減少している。

 今月1日に児童ポルノ処罰法が制定されたほか、インターネットを利用する女性が急激に増加していることなどから、安心して快適な環境を提供するために今回の機能をつけたという。実際、エキサイトコミュニティーを利用する女性ユーザーの割合は58%にものぼっている。

 エキサイトでは、今後も機能拡張や新サービスを打ち出していき、最終的には「サーチのパーソナライズ化」が目標だとしている。単語やフレーズをサーチしたときに、現在のようにすべてのユーザーが同じ結果を得るのではなく、これまでの使い方などからユーザーの好みなどを分析・学習して個々のユーザーによって検索結果が異なる、つまりその人それぞれの得たい結果が的確にでてくる仕組みを作っていきたいという。

('99/11/10)

[Reported by betsui@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp