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【業界動向】

インターネット界の著名人、独立系シンクタンクを設立

■URL
http://www.internetpolicy.org/

 インターネット界の著名人グループが9日、インターネットと社会に関する研究などを行なう独立系のシンクタンク「Internet Policy Institute」を設立した。NetscapeのJim Barksdale前CEOや、Internetのアーキテクチャを設計したMCI WorldcomのVint Cerf副社長などが設立に携わっている。

 Internet Policy Instituteは、著名な専門家や学者と協力し、プライバシーにおけるインターネットの役割、税制や医療へのインターネットの影響など、広範なテーマを研究していく。

 最初の研究プロジェクトとして、Wastington D.C.にあるブルッキングズ研究所と共同で、「インターネット革命による経済利益」というテーマを取り上げる。この研究は、独立系研究グループによる、初めての包括的で系統的な経済研究になるという。

 また、Internet Policy Instituteの共同会長を務めるJim Barksdale氏がプロジェクトの概要を公開し、Vint Cerf氏が「インターネットとは何か」という文書を12月1日に公開する予定。さらに今後数カ月以内に13報の論文を公開、大統領候補に要約を提出し、一冊の本にまとめる予定。

 Internet Policy Instituteのスポンサーには、America Online、AT&T、MCI Worldcom、 NASDAQなどの企業が名を連ねている。

('99/11/10)

[Reported by Hiroyuki Et-OH]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp