■URL
http://www.onelist.com/info/press/press_11091999.html
http://www.egroups.com/info/press/merger_rel.html
http://www.egroups.co.jp/
電子メールを中心にしたコミュニティサービスを提供している米ONElist社と米eGroups社は9日、合併することで合意したと発表した。新会社の名称は「eGroups」となる。
新会社では、従来と同様にメーリングリストのホスティングサービスを事業の核とする。2つの会社の会員数は合わせて1,300万人、ホスティングしているメーリングリストの数は26万、月に13億通のメールを発信している計算で、巨大な電子メールコミュニティが誕生することになる。
現在、インターネット上のサービスの存在価値はWebのページビューなどの方法で測定/分析されているが、同社ではその方法だけでは不十分だと主張している。多くのインターネットユーザーはメールを中心とした活動をしているために、インターネットサービスの市場価値は、ページビューでは計れないというのだ。例えば、eGroupsが発信するメールの総数は、AOLが発信するメールの3分の2に相当するまでになっている。8月のMediaMetrixの調査結果によればONElistとeGroupsはそれぞれインターネット上で24番目、38番目に大きいインターネットサービスだという数字も出ている。
MicrosoftのHotmail買収時のように、インターネット事業の買収などでは、その企業が産み出す利益よりも利用者の数で算出されると言った例も出てきている。eGroupsもそのような観点から、一年未満の期間でeBayやAmazonよりも大きいユーザーベースを確保したと主張している。
なお、eGroupsでは日本でも事業を行なっており、日本語で同社のサービスを受けることも出来る。
('99/11/10)
[Reported by taiga@scientist.com]