■URL
http://www.pitneybowes.com/whats_new/mail_ecomm.asp
eCommerceの成功のためには郵便が大きな役割を果たすとの調査結果をPitney Bowesが発表した。この調査は今年8月に125社を対象に行なわれたもの。
それによると、半数の会社がeCommerceを行なったことで郵便の量が増えていた。eCommerceのために郵便の量が増えた会社の内59%は増加率が11%以上と著しく増加していた。
また、インターネット広告はWebサイトのプロモーションのための重要な手段と考えられているが、調査に参加した企業のうち70%が自社のWebサイトの宣伝のためにダイレクトメールを使用しており、この数字はWebサイトの宣伝のためにインターネット広告を使ったという48%や電子メールを使ったという57%を大幅に上回った。
さらに、37%の企業はeCommerceの注文の確認を郵便で行ない、また38%の企業は送り状を郵便で送っていた。
現在でもこのようにeCommerceの分野で大量の郵便物が使用されているが、38%の企業は今後eCommerceの売り上げはここ3年の内にさらに倍以上になると予想している。郵便物の全体量はますます増加するものと思われる。
調査に当たったPitney Bowesの副社長Tim Bates氏は「この調査は郵便が顧客の認識を培い、売り上げを上げ、そして最も重要なこととして顧客との関係を築き上げていく上で重要な道具であることを明らかにしている。そしてこの物理的な郵便の特性とインターネットが結び合わされるとき、このコンビネーションは無敵になる」と述べた。
最近行なわれた別の調査では顧客認知度の高いWebサイトの特徴として、オフラインでの認知度が高いことが1つの理由としてあげられており、片方で良質のサービスを提供していてもオフラインでの認知度が低い企業はあまり信用されていないとの調査結果も出されている。eCommerceを成功させるためにはオンラインとオフラインのメディアの選択を上手に行なう必要がありそうだ。
('99/11/11)
[Reported by taiga@scientist.com]