■URL
http://www.asia.microsoft.com/presspass/press/1999/Nov99/digitalmusPR.htm
http://www.asia.microsoft.com/presspass/press/1999/Nov99/DeveloperResourcePR.htm
http://msdn.microsoft.com/windowsmedia/
米Microsoftは10日、音楽などのデジタルメディアを不正コピーを防止しつつWindows上転送する技術「Windows Media Device Manager (WMDM)」を発表した。デジタル音楽の携帯型プレイヤー、音楽管理ソフトなどのアプリケーション、フラッシュメモリなどの記憶メディア上で、デジタルメディアを不正コピーを防いで転送する標準的な環境を提供し、「SDMI」準拠の製品を開発可能にする。
Microsoftによると、いままでは著作権保護機能を持ったデジタルメディアの転送インターフェイスを開発者が個別に開発しなければならなかった。Windowsが共通のプリンタドライバを提供しているように、WMDMはWindowsにデジタルメディア転送の共通インターフェイスを追加する。
WMDMは、多数のハードウェアメーカーやソフトウェアベンダーの支持を受けている。これらの企業には、携帯型プレイヤーを製造するCreative Lab、Diamond Multimedia、ケンウッド、神戸製鋼、携帯機器向けの記憶メディアを製造するIomega、Sandisk、松下電器、東芝、アプリケーションを開発するAudible、MusicMatch、RioPort、シャープ、半導体メーカーのCirrus Logic、著作権保護システムのReciprocalなどが含まれる。
WMDMは、同日発表された「Windows Media SDK」のコンポーネントとして提供される。Windows Media SDKは、デジタルメディア用アプリケーションの包括的な開発ツールで、ソフトウェア、ハードウェア、Webなどに、著作権保護機能を持つ音声/動画コンテンツを組み込めるようにするツール。いずれも、同社サイトで無償提供されている。
('99/11/11)
[Reported by Hiroyuki Et-OH]