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http://www.intel.com/pressroom/archive/releases/aw111299.htm
米Intelは12日、スウェーデンのストックホルムに、無線通信技術の開発センター「Intel Wireless Competence Center」を開設すると発表した。同センターでは、広帯域の無線インターネット利用向けの、広範な技術や製品を開発していく。
インターネット、通信、PC環境の専門家を集めた同センターは、同社の国際的な製品グループのリソースとして機能するほか、他社との相乗効果を築いていく。
同センターの開設は、無線機器向けのチップセットやソフトウェアを開発する、DSP Communicationsの買収に続くもの。インテルは10月、同社を16億ドルで買収すると発表している。
同社の副社長で欧州/中東/アフリカ地域の統括責任者を務めるRob Eckelmann氏は「今後数年間で、無線接続がインターネットの主要トレンドとなると確信する」とし、「既存のインターネットクライアント、サーバー、ネットワーク基盤とシームレスに機能するソリューションを開発していく」と述べている。
なお、インテルは1998年、Ericsson、Nokia、IBMおよび東芝と共同で、無線機器向けのデータ通信規格を策定する業界団体「Bluetooth」を設立している。
('99/11/15)
[Reported by Hiroyuki Et-OH]