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日本オンライン証券は16日、当初予定どおり15日に終了したシステムテストの結果を踏まえ、11月中に開始を予定していた取引サービスを来年1月21日からに延期すると発表した。
これまでの開発環境でのテストから、2重化、3重化したシステムでの本番環境に移行してテストをした結果、一部動作が不安定になる現象がみられたという。50台以上のサーバーで多重化されたシステムを構築しており、仮に1台のサーバーがダウンしたとしても、システム全体や個々の取引には影響が出ないような仕組みになっているはずだが、これがうまく機能しなかったようだ。
原因はすでに把握しており、現在プログラムの修正作業に着手。修正されたシステムの確認作業やテストなどを進め、最終的に確認が取れるのが12月中旬頃となる見込みだが、2000年問題(社内では同問題に対応済み)という予測不能な外的要因もあることで、万全を期すために延期することを決定した。
会社側では「まだ、口座を開設した顧客から前受け金を預かっていないので大きな影響はないだろう」としているが、口座を開設した顧客には17日付で今回の事情説明と今後の対応について手紙を発送する。なお、16日午後4時現在の口座開設数は3,188口座。
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('99/11/16)
[Reported by betsui@impress.co.jp]