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■URL
http://www.netmarketmakers.com/
米Net Market Makersは15日、企業間の電子商取引市場に関する調査報告を発表した。それによると、企業間電子商取引は消費者向けの電子商取引を上回り、急拡大している分野となっている。
同社は、企業が中立の仲介者を通して、他社と安価で効率良く商取引のできるサイトを「Net market」と呼ぶ。同社が1998年春に調査を開始した時点では、40サイトのNet marketを確認したが、現在では440サイトものNet marketが確認されており、わずか1年半で11倍に増加している。
これら440サイトのうち、特定業種向けに電子商取引を提供するサイトが390サイトで、約9割を占める。一方、パソコンや事務用品、旅行サービスなど、業種によらずに企業が必要とする物品やサービスを提供するサイトが50サイトだった。
このようなNet marketの拡大により、ベンチャーキャピタルの投資が大幅に増加している。eビジネス企業へのベンチャーキャピタル、Morgenthalerによると、過去数年間にわたり、Net marketの初期段階にある企業に、約10億ドルの投資を行ってきたという。
米Gartner Group傘下のDataquestによると、Net marketの市場規模は1998年には120億ドルで、これには1,000億ドルを超える金融市場は含まれていない。また、IDCは、企業間の電子商取引市場は、1998年には800億ドルで2003年には1兆1,000億ドルに拡大すると予測している。さらに楽観的な予測では、投資銀行のBancBoston Robertson Stephensは、2003年には1兆7,000億ドルに拡大すると予測している。
('99/11/16)
[Reported by Hiroyuki Et-OH]