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http://www.webstreet.com/
米国オンライン証券会社のWeb Street(ティッカーシンボル WEBS)が17日、NASDAQ市場に新規公開(IPO)した。同業のIPOは6月23日のTD Waterhouse Group(TWE)以来。WEBSの口座数は約7万口座で、ここ1年半の間に13倍に増加している。
1株あたりの公募価格は、当初予定の9-11ドルの上限11ドルに決定。公募株数も予定の330万株から380万株に引き上げられた。取引初日の終値は12 3/8ドルと、公募価格比1 3/8ドル高(13%高)と人気にはならなかった。とりわけ、この日はほかのIPOが軒並み人気化したことから、かなり冴えなかったといえる。E*Trade(EGRP)やSchwab(SCH)、TD Waterhouse、 Ameritrade(AMTD)など、熾烈な競争を続いていることがネガティブだったのかもしれない。これらの17日の株価は、いずれも軟調だった。
Web Streetを除けば、この日IPOした企業は軒並み人気化。韓国の広帯域インターネットサービスを手掛けるKorea Thrunet(KOREA)が、公募価格18ドルに対し終値が35 1/16ドルと約2倍の値上がり。また、スペインのISP企業Terra Networks(TRRA、米国預託証券=ADSの形式)が、公募価格13.41ドルに対し終値が38 1/4ドルと2.9倍の値上がり。ネットワーク関連は、外国企業といえども人気が高い。
('99/11/18)
[Reported by betsui@impress.co.jp]